【英語学習】はじめてのTOEIC S&W(スピーキング編)

最近はグローバル化がすっかり進行し、英語を学んでいる人も多いんじゃないかと思います。
そんな中で、TOEIC L&Rを受験されている人も多いと思いますが、リスニングとリーディングをやっていても「なかなか仕事で使えるだけの英語が身につかない」
そんな悩みを抱えている人も多いのではないかと。

そうなんですよね。
もちろん英語を聴く・読むも仕事で使うのですが、昨今合わせて必要となるのが「英語を話す・書く」
これらのスキルが最近ますます必要になってきています。

でも、話す・書くためには、そのための学習が不可欠なんです。
聴いて読んでばかりいても、話して書くことはなかなか難しいと思います。

学習の方法は様々ですが、そんな方がまずは学習のきっかけとして挑戦するのにぴったりの試験があります。
それが今回ご紹介するTOEIC S&Wです。
ハードルは高いですよ!
でも、L&Rを受けたことのある人にとっては、同じビジネス英語ということもあり、とっつきやすい試験なんじゃないでしょうか。

今回は私がはじめてTOEIC S&Wを受験した際の感想を通じて、S&Wとはどのような試験なのかご紹介させていただきます。

「TOEIC S&W」って何だ?

試験の内容

通常”TOEIC”と呼ばれる試験は「読む」「聴く」を問う「TOEIC L&R」ですが、実はもうひとつ「話す」「書く」という試験が存在します。これが「TOEIC S&W」と呼ばれるものです。
S&WはStar WarsでもSmith&Wessonでもなく、Speaking&Writingの略です(Star Warsを題材にしたTOEICとかあればすごく楽しそうですけどね)。

試験はスピーキング20分+ライティング60分の合計80分。
TOEIC L&Rとは異なり、パソコンで受験します。
具体的には、スピーキングはヘッドマイクに向かって回答を録音し、ライティングはパソコンのキーボードで文章を入力し回答します。

マークシートはなく、L&Rのアンケートに相当するものに至るまでパソコンで入力していきます。
アンケート内容に「L&Rの受験歴」と「そのスコア帯」を聞かれるのがL&Rと違う点でしょうか。

「マイク」と「キーボード」に注意

今回は勤務先での受験(いわゆる企業などの団体で個別に実施される”IPテスト”)につき、一般の方が受ける公開試験とは異なるかもしれませんが、一応機器構成をご紹介すると以下の通りでした。

・KOSS製のヘッドホン(マイク付)
・東芝製のノートパソコン(テンキー付)

KOSSはオーディオの世界でも知る人ぞ知るヘッドホンメーカーです。リーズナブルなのに音が良いことで知られており、音楽を聴くのに愛用されている方もいるかもしれませんね。

ここで注意すべきは「マイク」と「キーボード」。

「マイク」は手で触れると結構大きな音で雑音が入ります。回答中に触れると雑音で回答がかき消されますので注意が必要です。
ヘッドホンから流れる音量は画面から自分で調節することができ、英語が聞きとりづらいと言うことはありませんでした。
今回、通常の教室で数十人が受験しましたが、ヘッドホンが密閉式であることもあり、隣の人の声が気になることも、またそんな余裕もないでしょう。

もうひとつのくせ者は「キーボード」です。
まず、キー入力の反応が少し遅い。文字を消去する時も正しい文字まで消してしまうことがよくありました。
また、「delete」「Back Delete」キーが小さく、右側にもテンキーがついているので、これらのキーが打ちにくかったです。矢印キーも小さくて、私は純粋に文字入力に苦戦しました。
このあたりは試験会場によっても変わってくるポイントです。

それでは肝心の試験の内容へ。

スピーキング

Speaking Q1-2

スピーキングは全部で11問。その冒頭を飾るのが「音読」です。全部で2問あり、2問とも同じくらいの長さの英文を「音読」していきます。

これは他の設問でも注意しないといけないのですが、各設問には「準備時間」が用意されているものとそうでないものがあります。
Q1−2は最初のビープ音の後、準備時間が45秒あり、再度ビープ音がなってから45秒で音読し、後者が採点の対象となります。
慣れないうちは最初のビープ音ですぐに回答してしまい、「まだ準備時間だった」ということがよくあります。

残り時間は画面に表示・更新されていきますので、「あとどれくらい時間が残っているんだろう」といった不安は感じません。

うまく読めているかどうかはわかりませんが、まあここは淡々と音読。

Speaking Q3

続く設問3つめは1枚のカラー写真が表示され、この写真を英語で説明するものになります。
準備時間は30秒。メモをとることはできません。
なので頭の中で「何を話そうか」を簡単に整理したり、話す英文を声に出したりして続くビープ音を待ちます。そしてビープ音の後の45秒で回答をします。

ここは時間の続く限り目に入ったものを残り時間を気にしつつ、簡単な短い英文を使って説明していきました。

Speaking Q4-6

設問4−6は場面設定が与えられ、その状況を念頭に行われる質問に答えてゆくというものです。

具体的には
場面設定:友達があなたの街に遊びに来ることになった
設問4:あなたの街のみどころは何か?
設問5:そこにいくにはどうしたらいいか?
設問6:その場所の具体的な魅力について説明して下さい

といった設問が与えられ、準備時間なしで設問4,5を各15秒、設問6を30秒で回答します。

英文はそれほど速くなく聞きとりやすいと思いましたが、この設問の難しいところは、想像力というか妄想力というか、回答内容・状況を素早くイメージしてそれを英文で説明するという、すこし英語力そのものとは異なる力が求められているように感じます。

Speaking Q7-9

設問7〜9は資料が表示されそれを準備時間30秒で理解した上で質問に答えてゆくものです。

会議のアジェンダなどが表示され
設問7:会議は何時からはじまるか?
設問8:3時から始まる会議では何が話し合われるか?
設問9:それ以外の会議の内容について説明して下さい

といった質問について、設問7,8を各15秒、9を30秒で回答します。
質問がうまく理解できないという要素と、回答をうまく英文で表現できないという要素が組み合わさると、「もう何を言ってるんだか自分でも解らなくなる」パートです。質問は音声のみなので聞き逃すと適当にしゃべるしかありません。

はい、それはもう。
適当にしゃべりました。

Speaking Q10

設問10は2名による会話文が音声のみで流れ、そこで話題となっている「課題」とその「解決策」について英語で回答する者です。
このパートの音声が他のパートに比べると聞きとりが難しく、回答をするためには、話している人物の名前や肩書き、問題点を説明するためのキーワードをリテンションしておく必要があります。
「解決策」については設問4−6と同様に想像力が求められるという難しさが加わっています。

音声の聞き取りに失敗しましたが、適当に問題点をぼかして、「解決策」として「有識者に相談」「もし相談したければ私に電話して」でごまかして回答。

私の普段の仕事ぶりが如実に表れますね・・・

Speaking Q11

最後を飾る設問11は特定の質問について準備時間15秒が与えられ、その質問について自分の意見を60秒で回答します。

質問例:今日の子供はたくさんのおもちゃを持ちすぎだとは思いませんか?その理由を述べるか事例を用いて説明しなさい。

「ほっといたれや!」という感じの質問が与えられ、賛成か反対かを明確にして理由を述べたり、事例を挙げたりして自分の意見を明確にします。
例え英語が話せたとしても、ある程度の練習をしないと与えられた時間の中で論理的に答えるのは難しそうです。

以上でスピーキング20分が手応えもなく「あっという間に」終了致しました。

長くなってきたので、ライティング編はまた次回。

受けてみようかなと思われた方はこちらが公式の教材です。

【追伸】スピーキングテストは2019年6月より若干の形式が変更となります。メモ取りが許可され、一部のセクションで準備時間が長く取られるとのことです。